およそ5000年前に、石の表面に絵や文字を刻むための黒色インクが中国で開発された。このインクは油煙や松煙と膠の混合物
であった。他地域の初期文明においても、植物の実や種、鉱物から様々な色のインクが作り出された。
墨は古代インドで紀元前4世紀から使用され、いくつかの化学成分の混合物であった。カローシュティー文字で記述された古文
書が新疆ウイグル自治区で発見されている。インド南部においては、針とインクを使って文字を書くことは一般的であった。
いくつかのジャイナ教の教典はインクによって記述されている。インドでは墨の煤を骨やタール、ピッチなどを燃やすことで
得ていた。
古代ローマではアトラメンタム(atramentum、銅板に熱した酢か尿をかけることで得られた緑礬色)が用いられた。シャロン
・J・ハンティントンはクリスチャン・サイエンス・モニターの記事でその他の歴史上のインクについて記述している。:
エジプトのカリフ、ムイッズは手や衣服を汚すことのないペンを要求した。その要求に応えて953年に万年筆の原型といえるペ
ンが開発された。
15世紀にヨハネス・グーテンベルクが印刷技術を開発すると、それに適した新しいタイプのインクが開発されることとなった
。当時、ギリシャ・ローマの筆記用インク(煤と糊、水から成る)および12世紀に開発された硫酸鉄、胆汁、ゴム、水から成
る2種類のインクが普及しており、これらはどちらも版面に付着せず、印刷には適さなかった。結局、煤、テレピン油およびク
ルミ油からなるニス状のインクが印刷機用に開発された。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
次回は現代のインク についても調べてみたいです。
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